岬に広がる段々畑、幹線道路脇の広大な畑。これらは昔、この地で栄えたタバコ栽培の畑や生活の為のイモ・麦等の畑でしたが、後継者不足や作り手の高齢化などにより耕作を放棄され、荒地と化していました。
そんな中、「キャンプ場へと続く道に花を植えましょう」と、地元ボランティアの方々が動き出しました。開墾は毎年続き、今では16,5haもの畑を有し、なお広げています。
春・・・菜の花
毎年3月から4月にかけ、岬に咲く菜の花は2,500万本と九州最大級です。
菜の花は開花日数が長いため、満開の時期を長くお楽しみいただけます。
満開を迎えると、畑一面は甘い菜の花の香りに包まれます。海からの風が優しく香りを運んでくれます。
菜の花は3月4月が見頃です
夏・・・ひまわり
長崎鼻の夏は、ひまわりと共に訪れます。満開時期は8月、9月です。
春の菜の花のあと、種を蒔き育てていきます。
ひまわりの花は東を向いて咲きます。段々畑ですべての花がこちらを向いて咲く風景は圧巻です。たまにひねくれ物もおりますが。。
ひまわりは開花日数が短く、開花して1週間も過ぎると徐々におじぎをしていきます。でもご心配なく、開花時期をずらす様に種を蒔いて育てていますので、シーズン中はいつもどこかでお花が咲いております。見どころエリアのご案内もしております。
ひまわりは8月9月が見頃です
キャンプ場内
春・・・さくら
キャンプ場内には、ソメイヨシノ、山桜など多くの桜の木があります。
満開時にはお弁当を持って散策を楽しまれる地元の方々もいらっしゃる、意外な隠れスポットです。満開時は菜の花時期と重なり、さくらと菜の花のコラボレーションも見どころです。
さくらと菜の花のコラボレーション
5月・・・フジ
キャンプ場内のステージ広場の奥に藤棚が連なります。
毎年どんどん成長し、シーズンオフには剪定が欠かせません。
6月・・・アジサイ
キャンプ場内の雑木林を開墾し、あじさい公園を作り始めてからそろそろ10年。2021年現在は3,000本になりました。これからも増やして参ります。
あじさい公園
11月・・・つわぶき
キャンプ場内にはツワブキが群生しており、毎年晩秋から黄色の可憐な花があちこちに見られます。
ツワブキと聞くと、調理して食べるイメージが強い方もおられますが、ここ長崎鼻では観賞用に保護をしています。
あちこちに咲く控えめなツワブキ
冬・・・山茶花(さざんか) 藪椿(やぶつばき)
キャンプ場内には紅、白の大きな山茶花が、11月末頃から開花します。
また、藪椿も多くあり、山茶花に続いて咲きます。
大きな山茶花が咲きます
藪椿が冬の訪れを告げます
藪椿は主に断崖近くに多いです
花の岬長崎鼻では、四季折々の花が皆様のご来場をお待ちしています。